はてなのキーワードからブッシュが消えていた。

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ところで、ぼくは去年の三月にはてなのキーワード「ホビット」に以下のような文章を書いた。
ところが、いちばん最後のパラグラフはいつのまにか編集されて消えていた。つまり
政治的にニュートラルに書き直されたわけだな。まったくもう。

もう一度編集しなおしてやろうと思うけど、とりあえず、消されている、ということをきちんと
明らかにするために、一週間ほどあえて放置しておきます。

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 身長は人間の半分ほどでドワーフよりも小さい。ひげはなく腹が飛び出しており、緑や黄色などの派手な色の服を好む。かかとは皮のようにかたく、足は頭髪のような毛でおおわれており、物音をたてずに歩くことができる。長く器用な指を持ち、気だての良い顔をしており、腹の底から楽しそうに笑う。食事を好み、ディナーは日に二回とる・・・

 ドワーフやエルフやゴブリンなどとはちがい、ホビットはJ.R.R.トールキンが「ホビットの冒険」(1937)でつくりあげた創作で、その特徴については「ホビットの冒険」および「指輪物語ロード・オブ・ザ・リング)」の冒頭にくわしい。 トールキンは、「指輪物語」の冒頭でホビットについて、まるで動物の生態を紹介するように書いており、「指輪物語」はあたかも図鑑か自然ドキュメンタリーのように始まる。いっけん冒険とは無縁な記述だが、ホビットがいかなるものかを把握しておくことは、その後の冒険におけるホビットのふるまいを知る上で重要である。

 「指輪物語」が成功した原因は、指輪の運び手として、強いヒーローではなく、このか弱いホビットをすえた点にある。

 ペーパーバック版の「指輪物語」のうしろには新聞評が載っていて、「英語を話す者は以後、指輪物語を『読んだ者』と『これから読む者』とに分類されるであろう」とある。ブッシュは明らかにホビットのなんたるかを知らない。早く『読んだ者』にまわるべきである。

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