2006-01-01から1年間の記事一覧
京都芸術センターにチェルフィッチュの「体と関係のない時間」を観に行く。脚本も映像も舞台も見たことのないこの公演をなぜ選んだかというと、昨年のユリイカ「この小劇場を見よ!」特集で、演劇のことばとからだについて、岡田氏がとてもおもしろい論考を…
系統樹思考の世界 (講談社現代新書)作者: 三中信宏出版社/メーカー: 講談社発売日: 2006/07/19メディア: 新書購入: 18人 クリック: 262回この商品を含むブログ (340件) を見る 三中さん (id:leeswijzer) の「系統樹思考の世界」(講談社現代新書)を読む。こ…
虚を突く歌と絶妙のアンサンブルで、この世にまたとない気配を呼び込むBRAZIL(「Coffee」は名盤!)キーボードとトランペットがメロディをクリスプに受け渡すPOPO、この一年でもっとも驚かされた二つのバンドと共演できるとはなんたる幸せかな。おっさんの…
装丁家、造本家の話かと思って読み始めたのだが、そうではない。この本で扱われている範囲はいわゆる「造本家」の扱う範囲を越えて、紙抄(すき)や、束見本づくり、函作り、インキ作りと、本というモノを扱う職人さんの話だ。 そして、その職人さんの世界の…
以前、この日記で紹介した「The Devil in the White City」の邦訳「悪魔と博覧会」が出た。 ラーソンの、冷徹な叙述で切迫する調子が日本語で味わえます。 http://d.hatena.ne.jp/kaerusan/20050416
絵はがきの時代作者: 細馬宏通出版社/メーカー: 青土社発売日: 2006/05/01メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 30回この商品を含むブログ (40件) を見るというわけで、ようやく出ます。 フォローアップのページ、「絵はがきの時代」補遺: http://www.12kai…
前にも書いたけど、ぼくは、ミュージシャンによく「大人」を感じることがある。あちこち旅をして、初めて会った人にこちらのやりたいことを伝えて、演じる場所、演じる機材をセッティングし、何人もの(自分を含めた)我の強い面々と一つのバンドやユニット…