ブログ作法トークショーパーティー

オフサイトを辞して麻布十番に。

本当はもっといろいろな人とお話すればよかったのだが、パーティーというのがすこぶる苦手で(ならば来なければよいのだが、来る前はいつも苦手が克服できそうな気がするのだ)、完全にソファの片隅に引きこもってしまった。郡さんとひさしぶりにいろいろ親密にお話し、ふぐ料理店勤務17才の青年とフグの視覚の変化について語ったので(フグってふくらむと目の位置がずれるんだって。それってつまり、視覚システムが変わっちゃうってことじゃないか!)、それはそれで楽しかったのだが、日記のリンクで見かけるあんな方やこんな方ともうちょっとお話できたかも、と悔やんだりした。

近藤正高さん(id:d-sakamata)に「re:re:re:」をいただき、観光ということばは、光を観る、と書くのだ、という話を教わる。よいイメージをいただいた。これから「観光」という字を観るたびに思い出すだろう。re:re:re:から、中村宏のことばをちょっと引用の引用。
 
奇しくも「観光」という単語は光を観る、あるいは観られた光、の直訳を許す文字です。まさに絵画の根拠をいいあてているまったく不可思議で驚きさえ与える恐怖にみちた豪華な言葉だと思います。(「観光芸術」問答/中村宏・中原祐介/美術手帖1966.7)