特集ムーンライダーズにアンケートを書いた
ムーンライダーズの魅力は斉唱にあると思う。「スカンピン」「くれない埠頭」「Y.B.J.」、斉唱が印象的な曲は、たいてい好きになる。
一斉に唄っているものの、歌詞の内容はたいていひとりぼっちだ。彼らは同じ歌を唱えることで、同じ月のしるしを帯び始める。夏の終わりが照らし出される。月下の一群は、何もないことを目撃する「団」となる。
(続きはユリイカ6月号にて)
読者としてぐっときたのは、香山リカ、吉田アミ、そして松田洋子のマンガ。あ、全部女性じゃないか。なんで? 吉田アミの文章は、引用部分のみならず、どこもまるで大島弓子の吹き出しから出てきたみたいに、いたい棘といたくない棘でできている。
特集を一通り読み終わり、風呂に入って気がついたら「そういうわけさマーマーン」って唄ってた。あ、また安田さんにやられた。