冥界鉄道の旅

 大谷能生さんから未発表の「鏡の国のデューク楽団」。1942年、デューク楽団の旅物語。大城のぼるの「汽車旅行」のように楽しく読み進めていくと、なんとこれが、死者がレコードに針を落として生者を蘇らせるという話なのだ。おもしろかった! これ読んでからデューク・エリントン聞くと、どの曲も冥界鉄道旅行に聞こえるよ。そしてレコードを聴いてるぼくは死んでいて、デューク楽団は生きているんだ。誰か単行本にしないかなー。みんなA列車で行こう